日本霊長類学会

【イベント】霊長類学史研究会: 日本霊長類学の「発見」


戦後間もない時期に始まった日本の霊長類学は、単に世界に先駆けて野生霊長類の調査を行ったことにとどまらず、ニホンザルでの母系血縁に基づいた社会構造の解明や、チンパンジーの単位集団の発見などの独創的な成果を上げ、人付け、個体識別、長期継続観察など、その後、世界中の動物研究者が採用し、現在では空気のように当たり前になった基本的な調査方法を編み出しました。この研究会では、日本の霊長類学黎明期から今に至るまで、日本、アフリカ、南米でさまざまな研究を展開されてきた伊沢紘生さんに、白山のニホンザル調査を中心に長期研究の歩みを振り返っていただきます。また、わたしたちは、日本の霊長類学のパイオニアたちが残した膨大な一次資料をデジタルアーカイブ化する活動を行ってきました。伊沢さんのお話をお聞きし、デジタル化された資料を見ながら、日本の霊長類学の様々な「発見」の歩みを、現代に生きるわたしたちが 「発見」することを目指します。

霊長類学史研究会: 日本霊長類学の「発見」
日時:2026年1月11日(日) 13:00~17:00
場所:キャンパスプラザ京都第4講義室
詳細:https://sites.google.com/view/primatologyhistory/




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